忘れないよ>オルカ その2 (^^_ 。・

2月12日(金)。前夜から小雨が降り続くが暖かくて雪にはならない。

駅前の駐車場を出るころには薄暗くなっていたが、通い慣れた道である。
初めての取引先を訪ねて社長といい話ができて、気が緩んでいたのかも。

家のすぐ近く、緩やかな上り坂のS字急カーブに差し掛かったところで、
前のクルマが急ハンドルで右車線へ飛び出し、ゆっくり元の車線に戻る。

急ブレーキを踏むと、茶色い縞模様が狂ったようにデングリしていたが、
明らかに猫で明らかに手遅れで、後ろのトラックも気になり徐行で通過。

ごめんね、助けてあげられなくて。 ごめんね、弔ってあげられなくて。
家に帰りウチの子たちに餌を与えると、 まてちゃ をお迎えする時間。

まてちゃ からのメールは「駅前の●武でお買い物をしたい」とのこと。
大した荷物でもないのに段ボール箱を貰うオイラを怪訝そうに見ている。

現場に着いてクルマを停め、 まてちゃ にクルマで待つように言うと、
前方をひと目見るなり「一人で大丈夫?つらいよ?」と励ましてくれた。

運悪く、後続が近づいてきて停まると対向もやってきて速度を落とした。
後続にそのまま待ってもらって、対向にさっさと行くよう手で合図する。

さらに、頭を下げて後続に進むように合図すると、オイラの脇で停まり、
運転席のパワーウィンドウが開いて若いお母さんが顔を出す。隣に子供。

母「大丈夫ですか?」
い(亡骸を指さして)「何台か前のクルマが轢いたみたいなんです」
母(フロントガラスに上半身を乗り出して)「えっ???あっ、ああ」
い「いま段ボールもらってきましたんで」
母「あっわかりました」(軽く頭を下げると急いで発車)

段ボール箱に亡骸を納めて歩道に置く。皮肉なことに獣医のそばである。
手を合わせて冥福を祈り、クルマに戻ると まてちゃ が労ってくれた。

食卓で「オルカが 忘れないで って言ってるのかも」と泣き笑いして、
雨で庭にロウソクを灯せないかわりに、窓辺に電子キャンドルを飾った。

おかずはもちろん駅前の●武で買ってきた「刺身の盛り合わせ」である。
そう。2年前の2月12日、オルカが富士山の上の星になった日なのだ。
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by nekoyasiki_ippuku | 2010-02-27 20:57 | 猫たちのこと


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