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ロック編その1

約1ヶ月ぶりになりますが、いっぷく の音楽ばなしを再開させて戴こうと思います。

クラシック音楽のテクニックや様式美にどっぷりとハマっていた いっぷく ですが、
人並みに流行り歌も歌いましたし、BGMとしてイージーリスニングも聴きましたし、
FMラジオから流れるタンゴも好きでしたし、ビートルズも全曲を録音していました。
ロック大好きな友達もいたのですが、なぜかジャズとロックはハマりませんでした。

当時の いっぷく のポリシーとして「いい音楽は後世に残る」というのがありまして、
クラシック音楽であっても当時は斬新な音楽で、良いから残ったと考えていました。
これは当たっているようでハズれていますが、今思えば、実は当たっていたのです。
レンタルCD屋さんの棚を埋め尽くしている、昔懐かしいロックの名盤の数々などは、
懐かしがって借りに来るオジサン&オバサンたちのためだけとは思えないからです。

ジャズに近づかなかった理由の一つは、父親のSP盤が山のようにあったことです。
若いかたは見たこともないでしょうが、ザラ紙の袋入りの78回転のレコード盤です。
父親が若い頃に、手作り電蓄で聞くために、カッコつけて買ったと思っていましたが、
とんでもない勘違いだったと思い知らされるのは、もう少し月日が経ってからでした。

さて、いよいよ本題のロックですが、いつも問題になるのがビートルズの取扱いです。
ビートルズが解散した1970年だと いっぷく はまだまだお坊ちゃまだったのですが、
レコード屋さん(死語)では東芝音工の稼ぎ頭として派手に宣伝しまくっていましたし、
ラジオでも若者の文化として、全共闘世代の常識のように取り扱われていたのです。

なので、年端の行かない いっぷく でさえ父親の古いギターにマイクを貼り付けて、
エレキギターの真似事をしましたし、あまりに当たり前で新鮮味がありませんでした。
ロックの真髄はパッションとインパクト!。まだそれらに出会う前の いっぷく でした。

・・・・・つづく

いっぷく
by nekoyasiki_ippuku | 2005-07-23 00:53 | メディア


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