シゲちゃん その後 (^^_ 。・

再びシゲちゃんの登場である。もともとが飛行機の格納庫だった配送センターなので、
端から端まで歩くと10分近くかかり、誰かに用事がある時は拡声マイクを使っていた。
学校の朝礼で使うマイクと似たようなものだが、壊れたらしい、と事務所に苦情がきた。

見れば、電池が切れただけのようなのだが、面倒くさいので誰かが持ち込んだらしい。
誰が買いに行くよ?と皆で笑うと、喫煙所で油を売っていたシゲちゃんと目が合った。
シゲちゃんの目は切れ長で眼光鋭く、街では絶対に合わせたくないタイプの目である。
その目を据えながらシゲちゃんが言うには「俺ぁ、電池の種類なんか知らねぇもんよ」

皆さんもご覧になったことがあると思うが、下のような四角い9ボルト用の電池である。
仕方なく いっぷく が「9ボルト用のゼロゼロロクピー(006P)ですよ」と説明したが、
「そんな009だか006だか?マンガみたいなもん覚えてらんねぇよ」と不機嫌である。
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またまた仕方なく「ほら電池の同じ側にプラスとマイナスって書いてあるヤツです」と
説明しているスキに、居合わせた男衆は関わりあいを避けて散ってしまっていたので、
さすがのシゲちゃんも、仕方なさそうに自家用車のタイヤを鳴らして出かけていった。

しばらくして同じタイヤの音がセンター中に鳴り響いたが、シゲちゃんは手ぶらである。
さっき散った男衆がわらわらと集まって「何だぁ?お遣いもできねぇってか?」と笑うと、
シゲちゃんいわく「聞いたらそんなもんはねぇって」。そんなはずはないので確かめる。
「お店の人に、ゼロゼロロクピーって言いました?同じがわにプラスとマイナスって?」

シゲちゃんの返事は伝説になった。シゲちゃんの車にもバッテリーぐらいあるだろうに。
男衆の爆笑に気を緩めたシゲちゃんが「ちゃんと言ったぜぇプラスの電池って」。嗚呼。
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by nekoyasiki_ippuku | 2005-11-11 12:33 | 喜怒哀楽


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