高橋N子さんとノンタン(0^~^0)

以前、会社にきていた派遣の高橋さんちのウサギ「ノンタン」のこと。

高橋さんちでは白ウサギ「ノンタン」を飼っていた。ウサギは飼ったことがないので知らなかったが、案外、凶暴(笑)だそうで、うっかりすると、前歯でガリっとやられるそうだ。
当時、小学生だった、高橋N子さん(某有名マラソンランナーと同じ読み)は、ノンタンの世話係りだったそうだ。懐かない勝気なウサギで、N子さんはときどき指に傷を作ったりしていたそうだ。N子さんちの周りはニンジン畑がぐるりとあり、小学校の近くだった。【書籍と記事は関係ありません】a0005487_10201049.jpg
夏休みのある日、ノンタンは、N子さんの隙をついて、小屋を出てしまった。懸命にノンタンを追いかけるも、ウサギは早足で、追いつかなかった。
「おぉーーい!ノンターン!」とN子さんが呼ぶと、ノンタンは一度だけ振り返ったそうだ。前歯をニョキっとして。N子さんは、
「そのとき、ノンタンは確かに笑ったのよ」と言った。そしてニンジン畑の向こうに消えた。それきり、ノンタンは高橋家へは戻らなかった。



その年の8月に高橋家では親戚で法事があり、N子さんが2学期に初登校したのは9月半ば過ぎだったという。登校すると下級生が、学校の飼育小屋に溜まっていた。今までグレイやら茶色しかいなかったウサギ小屋に、真っ白なウサギが居た。迷子のウサギを保護したのだという。
「ノンタン!」N子さんはそう確信した。耳の先がちょっと欠けているのがノンタンだった。
「ノンタン!ノンタン!」と必死にウサギに呼びかけたけれど、ウサギは振り向きもせず、N子さんによれば
「完璧、シカト!」だったそうだ。とは言え、N子さんは学校に事情を話し、家族とノンタンを迎えに行くこととしたそうだ。
・・・ところが!
飼育小屋から、ノンタンを抱いて出ようとしたとき、N子さんは思いっきり、腕を噛まれた。(傷跡を見せてもらった)そのとき、白いウサギに赤い血が飛び散ったそうだ。
「こんなの、ノンタンじゃない!」N子さんがそう叫んで、ノンタンを離した。返り血を浴びてウサギはまた、ニッと笑ったように見えたそうだ。結局、ノンタンは学校でそのまま飼ってもらうこととした。卒業までの2年間にN子さんはときどき、小さな声で「ノンタン!」と呼んでみたが、ただの一度も振り返ってもらえなかったそうだ。
ちなみに、学校では下級生が「ピーター」と名づけてかわいがっていたそうだ。そう、他の子には懐いて、振り向いて、かわいいと評判だった。8年くらい生きていたそうで、案外長生きしてたそうだ。「最期に振り返ったあの顔はずっと忘れられない」とN子さんは苦笑いしながら言った。まてちゃ
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by nekoyasiki_ippuku | 2005-11-21 09:39 | 猫たちのこと | Comments(5)
Commented by peteandfluffy at 2005-11-21 19:58
かわいそうなN子さん...
ウサギもなかなかあなどりがたしですね。
Commented by まてちゃ at 2005-11-22 07:59 x
ウサギというと、おとなしくて、かわいいというイメージがあるのですが、なかなかどうして・・・やるもんです。
学校で飼っていて大丈夫なのか??
Commented by nekoyasiki_ippuku at 2005-11-22 13:08
高校で飼っていた白ウサギを抱いていたら、何かに驚いて跳び出してしまい、
強力な後ろ足とその爪にやられて、血まみれになったことがありましたっけ。
名前は確か、、、副部長 (^^_ 。・
Commented by kunyanta at 2005-12-09 14:17 x
初めてこちらへお邪魔します。なるほど、転職ウサギは実在したのですね~!妙に納得。というか、ノンタンは一人(一羽?)では淋しかったのか、もしくはオスだったのか(ウサギのオスって・・・かなりすごいらしいので)。
いずれにしろ、N子ちゃん(当時)カワイソウ・・・。
Commented by まてちゃ at 2005-12-09 14:54 x
kunyantaさん、早速おこしいただき、ありがとうございます。
さびしかったのでしょうか?プレイボーイだったのか??今となっては調べようもないのですが、N子さんが小さい声で呼びかけ続ける姿を思い浮かべると・・・不憫でなりません。


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