オルカスマイルまでの18マイルⅢ(0^~^0) 動物のおいしゃさん

皆様にご心配をおかけしたオルカの検査の顛末をつづります。

さて、うちの猫史上初の18マイルあまりの遠出をこなすこととなったオルカは、
ケージの中、心細そうに鳴いていた。
到着まで、案外、ケージは寒いので、上着をかけたりしたのだが、「出る」なんてノタマウので、時々、車内から外を眺めては、またケージに収まったりを繰り返していた。
ルートは予行の往路を選択した。大きな間違いがなければ、本当はより良い道だった。踏み切り待ちも含めて理想的な時間で大学病院に到着することができた。いっぷく氏、お疲れ様。

○生まれて初めての大人数
「・・さん、4番へどうぞ」
診察室に入ると、主治医らしき若い医師とそれより若い学生らしき白衣の人が大勢立っていた。
何か特別な症例なんだろうか?見学にきているとしか思えない。10人前後の人間が1匹の猫に注目することとなった。
こんな大人数、オルカ初めて見たよね?これもうちの猫史上初
でも、こんなに大勢の中でも、人手をすり抜けて、脱走したそうだ。これはうちの猫の十八番。



○豊川先生
主治医らしき人は豊川悦司似であるので、豊川先生とする。いっぷくは金城だと書いているが、
クールに決めた感じはトヨエツ似だと私は思う。
今回の診察にあたって、紹介元の診療所から、「診療情報提供書」(紹介状)と検査結果が転送されている。いっぷく氏と二人で決めたことはとにかく効率よく診てもらおうということ。
地元の診療所では、診せたい症状はオルカの興奮状態によって、ほとんど医師の所見という形で残っていない。
最後に診療所へ行った後の5日間のデータはメモで渡す、症状は動画で撮影し、「こう歩く」を見てもらう、診察時間は短いはずだから、気になること、言いたいことは全てメモに記しておく、その場で言い忘れがないように・・・。
せっかく、オルカに大変な思いをさせるなら、とにかく、効率よく伝えるしかなかった。幸いにして二人ともその道のプロだ。

病状、経過、ミルクのことも含めて経緯を説明し終える。
豊川先生はニコリともせず、彼の質問をする。私はできるだけ、Yes/Noで答えられるよう内容を整理して、彼のメモし易い形にして回答する。あいまいだと、こちらが反対に質問する。


さて、ついに真打、オルカの出番。豊川先生の視線がケージのオルカに注がれる。 ガ━━(゜Д゜;)━━ン????
え?何?「あーオルカちゃん、もう瞳孔開いちゃってますねぇ」とあまぁーーく言いつつ、別人のように豹変。さっきまでのクールな彼はどこへやら??甘あまな笑顔がオルカに釘付け。ふにゃふにゃしちゃってる。
興奮して私の背中をよじ登るオルカにはぁと視線注ぎっぱなし。人はこうも変わるのか??
「しょうがないですねぇ。じゃぁ、そのままで」とケージに逆戻りしたオルカに口元まで緩む。
彼が獣医なのは、すごくよく分かった。こういう人っているんだ。

その後、何度か説明に顔を出したが、明らかにオルカが居る時といないときで顔つきが変わっていた。豊川先生、ちょっと豹変しすぎだってば。


○福山先生
一連の神経系の検査とX線撮影の後、再び診察室に呼ばれた。
「私は神経系の担当です」と言って出てきた医師も若く、メガネさえかけているが、福山雅治似のさわやかな人である。豊川先生とは、明らかに場を踏んだ数が違うらしく、説明がべらぼうに上手い。X線写真をシャウカステンに掲げながら、素人にもわかり易い的確な話をする。商売柄、医療画像は見慣れている。どことどこに病変があるかをよく伝える、いい画を撮っている。

「神経系のいくつかは自宅でもテストできるのでは?」という私の意地悪な質問にも、にこやかに答え、彼が考える可能性と今後の検査計画が上手に伝わる。リスクも大げさでもなく、過小気味でもなく、的確に伝えることができる。MRと骨髄液採取、ウィルス検査の必然性に明確に同意を伝える。
こちらの同意を聞いて、学生や豊川先生がバックヤードに動いていく。

福山先生と話していくうちに、とんでもなく上手い人だというのがわかる。あれあれ?ひょっとして、この人が主治医?紹介状のあて先はこの人かもしれないと思えてきた。

「福山さんは本当に専門家って感じだよね?」といっぷく氏と肯いた。
後に本当に福山先生が紹介状のあて先で、病院内でもホープであり、その道のプロであることが分かった。この人なら任せられると安心した
また、あとで気づいたことだが、この病院は1患者あたりの対応時間がすごく長い。時間がないのではないか?と危惧していたが、逆にとことん、つきあってくれる。だから、説明も手間も惜しまない。

帰宅してから、地元の診療所へその日の経過の説明に行くといつもの獣医さんが、「さっき大学病院から電話があり、説明を聞きました」と言いながら、ニコニコしていた。さすが、病診連携。

一週間後の検査の本番に続く
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by nekoyasiki_ippuku | 2006-02-10 05:06 | 猫たちのこと | Comments(0)


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