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腎不全 経過:(0^~^0)

腎不全が発覚してから、ネットでいくつものサイトを回った。
闘病記が書かれているサイトでは、涙を流し、学術的情報には、頷いたり、励まされたりした。

私もオルカの今回の経過をここに記すこととする。後に誰かがこの記事を眼にしたとき、同じように、何かの役に立てればいいかなと思う。と、同時に次に同じような事態に陥ったときに、記した数値が参考になるかもしれない。

最初に書いておくが、オルカも完治しているわけではないし、全ての猫に同様の結果が出るわけではない。記載する数値はあくまでも参考値として取り扱って欲しい。





1/4**入院時**腎不全と診断される。静脈からの点滴が始まる**
 赤血球容積比(高いと脱水、低いと貧血) 25.9% →(許容範囲)
 尿素窒素(高いと腎障害、低いと肝疾患) >140 ↑(測定限界値超)
 クレアチニン(高いと腎疾患、尿路閉塞) 7.9 ↑

1/5**入院中**数値が少し下がる
 尿素窒素  126.2↑(測定範囲までは下がるが基準値は32.8)
 クレアチニン 6.9↑(少し下がるも基準値は1.8)

1/6**数値が悪化。食餌も全くとらず。これでは家に帰せないと言われる**

1/7**相変わらず食べない**

1/8**自宅輸液を前提に翌日休診なので、一時帰宅(実質退院)
   輸液パック、抗生物質、活性炭剤、栄養猫缶**
 尿素窒素  61.7↑(良くないが輸液でなんとかなるかもしれない範囲)
 クレアチニン 4.0↑

1/10**貧血対策に造血剤が処方されるが、嘔吐を誘発。夜中の緊急診療を受ける
    インターフェロン注射、
    造血剤注射、活性炭剤
    夜中に吐き気止めを注射、以降、造血剤を止める**
 赤血球容積比 17.5↓(貧血傾向)
 尿素窒素 63.0↑(自宅輸液するも劇的な改善はなし)
 クレアチニン 3.3↑(やや改善)

1/13**まだ予断を許さないが、やや食欲も出る**
 赤血球容積比 19↓(許容範囲は24から)
 尿素窒素 41.3↑
 クレアチニン 2.5↑

1/17**造血剤の注射とインターフェロンのみ注射**


自宅輸液パックは以下のとおりです。
毎回60ml 朝、晩、計 1日2回(シリンジの目盛は60mlまであります)

輸液ソルラクト500mlバッグ 1,500円
翼状針 100円
50mlシリンジ 150円
18G注射針 10円(輸液移し替え用)

輸液手順
腎不全 経過:(0^~^0)_a0005487_11214726.jpg

【輸液セット一式】
1.輸液をバッグからシリンジに18G注射針を使って移し替えます。
(液が冷たいとオルカが震えるので、ぬるま湯を張ったボールでほんの少しバッグごと暖めました)
2.18G注射針を翼状針に付け替えます。
3.アルコールで猫のクビ後ろ、肩の上あたりの皮膚を消毒し、つまみあげます。
4.針を刺します。
(かわいそうですが、ぐっと刺さないと液が漏れるので、翼のところまでしっかり刺します)
5.負担のないように一定の圧でゆっくり液を注入します。
(60mlを5分くらいかけて・・・と言われましたが多分、3分くらいでいれてました)
6.終わったら、そっと針を抜き、アルコールで拭きます。

オルカは当初、嫌がって少し動きましたが、比較的静かに輸液を受けていました。
輸液は食卓のテーブルの上に毛布を敷き、バスタオルで猫の身体をくるんで、肩と前足を押さえる人と、針を刺して輸液を行う人の2人がかりで行いました。

人の協力もそうですが、猫の協力も必要です。
by nekoyasiki_ippuku | 2007-01-20 11:22 | 猫たちのこと


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