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愛しの睡蓮(0^~^0)

初めて睡蓮の画を見たのは、小学生のとき、空を映したような青に心が躍った。
子供のころから、美術館通いをするようになった。
大人になって、オルセーにも、オランジェリーにも行き、睡蓮に囲まれて時を過ごしたことがある。
前にも書いたが、文化村ミュージアムでモネの睡蓮の池を模したものを見た。
モネが欲しくて手に入らなかった「青い睡蓮」とまではいかなくても、睡蓮を育ててみたいと思いたった。

一年目。探した時点で店頭においていないことが分かる。
ネットで検索。とりあえず、旧居に小さい青い睡蓮鉢を置く。中身はホテイアオイ。と、魚。自然発生、自然消滅。
二年目。あっと気づいたときには、やはり店頭からはなくなり、ネット販売にも間に合わなかった。出回る時期がすごく短いことを知る。そもそも、日当たりの悪い旧居では、花を咲かせるのは無理かもしれないと思いはじめる。
三年目。よそからまた、ホテイアオイをもらう。ホテイアオイの王国と化した睡蓮鉢を横目に、ため息だけ。店頭の睡蓮はまたも見つけられず。
建替えの話が具体化し、庭は「公園の花壇でもさわっていればいい」という公団職員の言葉であきらめの境地に至る。
四年目。新居に移る。庭が整備されつつある中で、旧居で使っていた睡蓮鉢の行方を考える。
この庭の日当たりなら大丈夫。どうせなら、池。いっぷくから「心池」というものを教えてもらう。
心池と睡蓮。いいじゃない。早速ホームセンターで睡蓮の入る時期を聞く。
睡蓮の株を見つける。
愛しの睡蓮(0^~^0)_a0005487_12562979.jpg

近所のチビッコ軍勢の
「池だーーー!金魚居るぅ??」
「何飼ってるの?アリ捨てていい?」などという声を尻目に、睡蓮は清らかに花開く。

うちにとっては四年越しの花。憧れの睡蓮の花。ようこそ猫屋敷へ。これからずっとよろしくね。
by nekoyasiki_ippuku | 2007-06-15 12:56 | 庭の花たち


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