ご縁  (^^_ 。・

新居に引っ越して3ヶ月たったある日、お世話になったかたに片っ端から電話して、
お礼やら近況やらをご報告した。まずは新居を買うきっかけになったNさんである。
「もしNさんに出会わなかったら」と言うと「ご縁があって良かったです」とおっしゃる。

Nさんは細身で長身の女性で、失礼ながら歳の頃は いっぷく と同じぐらいか。
小さい頭をショートカットにしていて、いつもパンタロン・スーツをするりと着ている。
ハスキーだが少し鼻にかかった低い声で、真剣だと少々恐いが笑うと豪快である。

不動産屋さんの営業マンであり、ガテンな職人さんとやりあうにも充分なのだが、
教壇に立ってボケ学生を一喝する場面を想像しても、ぴったりハマる感じがする。
古風で端整な面立ちに小洒落たメガネがよく似合っているせいかもしれないが。

「お近くにいらした時にはぜひお寄り下さい」と心から言って電話を切って数日後、
そのNさんから、居ついた猫が3匹産んだので里親を捜している、と電話があり、
手作りの写真入りポスター持参で相談にみえたのだ。これも何かのご縁だろう。

既に病気の猫4匹を保護して暮らしているNさんは、母子一緒が希望だったが、
話を伺ってから まてちゃ と相談のうえ、オルカとの力関係も考えてこう答えた。
あちこち募集して一緒に貰ってくれる人が現れなければ改めてお声掛け下さい。
仔猫は貰い手がつくでしょうし、オルカもいるので親猫だけだとありがたいです、と。

あれから一ヶ月。Nさんから、避妊も予防注射も終わったので、と電話があった。
Nさんの努力むなしく貰い手はゼロだったそうだが、我々の希望どおり親猫のみ、
仔猫たちはNさん宅の他の猫たちとうまくやっていけそうだから、とのことであった。

数時間後、ワクチンの証明書とともに洗濯ネットに入れられて親猫がやってきた。
目薬の袋には「お母さん」と書かれていたが、証明書は「ぶっち」と書いてあった。
お母さんでもあるNさんは、テキパキと保護したいきさつや引継ぎ事項を伝えると、
最後に「お腹が大きくなったから捨てられちゃったらしくて」と珍しく憤慨していた。

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「ぶっち」はすぐに まてちゃ に懐いて餌も水も覚え、初夜は いっぷく と眠った。
肝心のオルカとはまだギクシャクしている。写真は2日めの早朝の後ろ姿である。
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by nekoyasiki_ippuku | 2007-07-10 09:46 | 猫たちのこと


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