コロー爺さんと泣く(0^~^0)

夜の美術館に行ってきた。
今の勤め先からは、大学をつっきればすぐに美術館のメッカに出られる。
そうは言っても仕事帰りに美術館へ行けるのは金曜の延長営業のときのみ。
加えて一年で一番の繁忙期。行けるかどうかの賭けを早出までしてやってみた。

やった!行ける!

お題はコロー
以前、ミルク母さんにコメントでうちの外の栗林の様子が「コローの絵に似ている」と言っていただいてから、気になっていた。
さて、ルーブルやオルセーでゆっくりコローの絵を見たかどうかの記憶がなかった。
風景画のコロー。っと、他にはなんだっけ?若手の支援をしていたとか?

地下鉄のポスターはコローのモナリザが美しい眼差しで道行く人の足を留めている。

さて、西洋美術館の前まで来ると夕暮れに素敵にライトアップされた地獄門。
さー行くぞ!大人のナイトミュージアム!平日の夜しか行けないってのが実情だけどね。





コロー展の人ごみは、ガラガラってわけではないが、人を掻き分けるほどではなく、大きな画は少し離れて見ることができる程度の混み具合。中村吉衛門の音声ガイドをお供におよそ90分ほどで見て回る。
ぼかしたような景色を広げる風景画に心打たれる。
人物も意外と美しい。
思ったままの風景と空間の使い方に感心する。

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【購入した絵葉書】
最後のコーナーには「(スベニール)想い出」があった。高齢になったコローが若いころ訪れた地に思いを馳せながら、そこにない景色を記憶で描いて行くというものだった。
意外にも若いころにない大きな画で、思いがずっと伝わってくる。不覚にも、涙が出てしまった。
まるで、「ここにも行ったね。あそこはこうだったね。今頃かの地はこんな風景だろうか?」とコローが語りかけるようで、せつなくて、心があつくなってしまった。いつか、老いる時が来て、記憶に頼って各地を語るとき、どんな気持ちなのだろうか。
懐かしくて、心躍って、哀しくならないだろうか。
78歳で亡くなるときまで手を加え続けた画の前で立ち止まってみた。

いかんなー。年取ると涙もろくて。
私はしつこい年寄りになるんだろうなー。うるさい年寄りなんだろうなー。なんて思いながら、週末を迎える。
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by nekoyasiki_ippuku | 2008-07-05 04:16 | メディア | Comments(0)


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