忙しい週末 その2  (^^_ 。・


朝から町内美化清掃に参加すると、ご近所のN氏が「あとでパソコンを診てくれ」と言う。

回覧板順では隣家にあたるN氏だが、無職ながらも趣味のレースバトで生計を立てている。
独り暮らしでトッツキにくくクチも悪いものの、喋ると止まらない少し弱気で陽気な人だ。

さすがに蓄えも底をつきそうなので要らないハトを売って食い繋ぎたい、と考えたそうで、
インターネットをやりたい、と相談を受けたのがキッカケで親しくさせて戴いているのだ。

昨年11月、N氏の鳩小屋に小動物が侵入しハト一匹を食べて以来、N氏はおカンムリで、
周囲の古くから猫を飼っている農家に「今度入ったら処分する」と宣戦布告していたのだ。

お邪魔して作業するかたわらでN氏の世間話やら近況報告やら今後の予定などの話を聞く。
そして聞き捨てならない話が出た。ワナに掛かった猫を山に捨ててきた、というのである。

詳しく訊ねると、当家の向かいの お婆さん が飼っているオルカ似の ミャオ君 らしいのだ。
作業を終えて帰宅して まてちゃ に話すと、 まてちゃ はすぐに場所を聞き出してきた。

まてちゃ の慌てた様子にN氏は心から深く反省していて、詳しく教えてくれたらしいが、
齢80のお婆さんに伝えるのは酷だと思い、当主のご子息の帰宅を待って詳しくお話した。

今朝、お届け物があったのでお向かいのお屋敷へ伺うと、お婆さんが応対に出ていらした。
ひとしきりご丁寧な礼をおっしゃると、皺の奥の小さな目をキラキラ潤ませてこう訊ねた。
「アレももう11歳だし広い所だし。でも見つかりますでしょうか?」返す言葉がなかった。

ワナにかかったのは先週木曜、雪の降った夜で、今朝は冷たい雨。吉と出るか凶と出るか。




まてちゃ がおとなしくのご子息の帰宅を待っているワケがない。すぐにクルマをとばす。
8Km離れた現場近くからN氏に電話で確認しつつ、付近の民家を一軒一軒訪ねてまわる。

その中の一軒のオジサンが、数日前に車に轢かれた猫を見つけて葬った、と教えて下さる。
見せてくれませんか?と まてちゃ が頼むと、驚きながらも桃と桑の間だとおっしゃる。
手近にあった棒で掘り返すとミャオ君ではなかった。「ごめんね」と二人で手を合わせる。

いったん帰宅して付近の地図をプリントし、情報を求めるビラを20枚ほどプリントする。
それを手に まてちゃ が再びN氏に詳細を尋ね、今度は電柱にも貼らせてもらうことに。

まてちゃ が訪ねた蕎麦屋のご主人が、横田基地へ捨てたミケが3ヶ月で帰ったと励ます。
どのお宅も親身に案じてくださり励ましてくださる。しかしミャオ君の行方はわからない。


お婆さんにミケの話をすると、「もうワタシらなんも出来んで」とさらにキラキラさせて、
「家族のモン以上にしてくだすって」と曲がった腰をさらに曲げて頭を下げてくださった。

がんばれミャオ君。必ずおうちへ帰っておいで。みんながキミの帰りを待ってるからね!。
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by nekoyasiki_ippuku | 2009-02-23 11:25 | 猫たちのこと


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