無線のキホン その2 (^^_ 。・


少しだけ前回の補足をします。16 ~ 20KHz 以上の超音波はVLFと呼べるか否か。
答えはノーです。音とは空気の振動であって、電磁波とは全く異なる物理現象です。
しかし、VLFは音と似ていて、直進せず地表に沿って伝わる性質を持っています。

さて、電波の正体が見えてきたところで、通信に利用する方法を考えてみましょう。
最も単純なのは、特定の周波数の電波があるかないかを機械に表示させる方法です。

あくまで一例ですが、送信機のボタンを押した時にだけ電波を出すようにしておき、
受信機は、電波を受けた時にだけランプが点くかブザーが鳴るようにしておきます。
これだけでも、警報やモールス符号による通信ができ、立派な無線通信と言えます。

ところが、オンかオフかの情報ではなく、音声を無線で送信するとなると厄介です。

最初に書いたように、音は空気の振動ですのでマイクで電気信号に変換できますし、
電気信号はスピーカーやヘッドホンを使って空気の振動に変換することができます。
このときの電気信号はオン・オフの情報ではなく、音と同じ形をした波になります。

つまり、音声を電波に乗せるためには、波を用いて波を表現する必要が出てきます。
電波は音よりも周波数が高い、つまり細かな波でゆったりした波を表現するのです。
その逆に電波は音声に乗せられません。周波数は高いほうが情報の量は多いのです。

電波を用いて音などの情報を表現するための技術的な方法のことを変調と呼びます。

電波も波ですから、周波数のほかに振幅、つまり波の高さ=電波の強さがあります。
これを利用して、音の波の高低を電波の強さに置き換えて変調する方法が簡単です。
この変調方法のことを、AM(振幅変調:Amplitude Modulation)と呼んでいます。

装置は複雑ですが、音の波の高低を周波数の高低に置き換える変調方法もあります。
音質が良いのが特徴の、FM(周波数変調:Frequency modulation)がそれです。

他にも、位相変調や、デジタル技術・パルス技術を利用した変調方式もありますが、
FM以上に装置が複雑になり、暗号化技術と組み合わせて利用されたりもするので、
電気屋さんで売っているハンディ無線機ではまず聞けないと考えていいと思います。
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by nekoyasiki_ippuku | 2009-12-12 18:33 | 航空無線 | Comments(2)
Commented by paji11 at 2009-12-13 04:41
なんだか難しくなってきましたねぇ。
AMは電波を強くしたり、弱くして音を出してるって事ですか?

FMは・・・なんだろ?音が良いくらいしか判りません(汗
Commented by nekoyasiki_ippuku at 2009-12-13 07:48

>ちぇきさん

そうですそうです!わかってくれて有難うございます。

                  (^^_ 。・


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