今週末の「本にまつわる話題」  (^^_ 。・


今週末は、花見をしながらもこの本の話題でもちきりであった。マルコによる福音書である。
以前から思い出しては議論しているテーマは、第5章に出てくる悪霊「レギオン」について。

ガメラ対レギオンという怪獣映画のタイトルや、エヴァンゲリオンのセリフにもでてくるのだが、
イエスに名を問われ答えた「名はレギオン。大勢いるから」という短い言葉の意味について、
また、それまでとり憑いていた「墓場に住む男」から離れて二千匹の豚に乗り移ってまでも、
ゲラサ人の地に留まろうとした理由や、二千匹の豚が湖で溺れ死んだ動機についてである。

レギオンとはラテン語、そして英語に引き継がれた単語で、軍隊や師団や部隊を意味する。
そしてマルコ福音書でのレギオンはローマ軍の五千人規模の師団という解釈が一般的で、
一人の男に二千の人格が露呈したなどといった、宗教者のごく一部の見解まであるのだ。

いっぷく の解釈はこうである。複数の悪霊の集合体には問われて答えるべき名前はない。
そこで「墓場に住む男」の知識にあった「嫌われ者の集団」としての「ローマ軍」を名乗った。
しかし、 まてちゃ は、イエスとローマ軍では時代が合わず、後世に補記されたというのだ。
互いに色々な可能性を示唆しあっては互いに批評しあっているが、統一見解はまだ出ない。

「マルコによる福音書5章 悪霊に取りつかれたゲラサの人を癒す」の行を一部引用しておく。

 6節:イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、
 7節:大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」
 8節:イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。
 9節:そこで、イエスが、「名は何というのか」とお尋ねになると、「名はレギオン。大勢だから」と言った。
10節:そして、自分たちをこの地方から追い出さないようにと、イエスにしきりに願った。
11節:ところで、その辺りの山で豚の大群がえさをあさっていた。
12節:汚れた霊どもはイエスに、「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願った。
13節:イエスがお許しになったので、汚れた霊どもは出て、豚の中に入った。すると、
   二千匹ほどの豚の群れが崖を下って湖になだれ込み、湖の中で次々とおぼれ死んだ。

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by nekoyasiki_ippuku | 2006-04-03 15:19 | メディア


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